庭の雑草対策【後編】人工芝で子どもと遊べる庭へ
草取りを終えて、ようやくきれいになった庭。この状態を少しでも長く保てたら、と思っていました。そこで今回は、草を取り除いた地面に防草シートと人工芝を敷いてみました。
生産技術ガジェット研究所のオオタニです。前編では、小型熊手を使った草取りを紹介しました。後編は、その続きです。
人工芝を敷いて特に良かったのは、子どもと庭で追いかけっこやボール遊びをできるようになったこと。 土で汚れることを気にせず、裸足で遊べるようになりました。庭の見た目を気にする負担も軽くなり、気持ちまでスッキリしています。
一方で、作業中は防草シートが風で飛ばされたり、硬い地面に固定用のピンを打てなかったりと、思いどおりにいかないこともありました。今回は、敷いて感じた変化と、購入前に知っておきたい点をまとめます。
この記事のポイント
- 約9㎡の賃貸の庭に、防草シートと3種類のサイズの人工芝を敷きました。
- ハサミで加工できましたが、地面の硬さと人工芝の色の違いには戸惑いました。
- 子どもと遊べる場所になり、庭の見た目を気にする負担が軽くなりました。
人工芝は1×2m・0.5×5m・1×5mの3サイズを購入しました。各サイズの違いと商品リンクは、本文とまとめで紹介します。下の人工芝カードは1×2mタイプです。防草シートはアストロの0.5×20mを使いました。


草取りの後、約9㎡の庭に人工芝を敷く
わが家の庭は、約1.5m×6mの細長い形です。前編では、雑草を根から抜くことで、再び草が茂るまでの期間が約3か月から約4か月に延びた話を書きました。それでも、また草取りをする必要はあります。
今回は、草を抜いた後の地面に防草シートを敷き、その上に人工芝を並べました。繰り返す草取りの負担を減らしながら、家族が使いやすい庭にするためです。

写真の左側は、草取りを終えた状態。右側が、人工芝を敷いた後です。土が見えていた庭に緑が広がり、見た目が大きく変わりました。
防草シートは軽くて切りやすい。ただし、風には手を焼いた
下に敷いたのは、アストロの防草シート「602-59」。幅0.5m、長さ20mのものです。今回は18m使う計算で購入しました。幅0.5m×長さ18mなら、重ねる部分や切り落とす分を含める前の面積は9㎡になります。
実際に扱ってみると、薄くて軽く、ハサミでも簡単に切れました。必要な長さに合わせやすく、この点は使いやすかったです。アストロの商品説明でも、ハサミで切って使える不織布製と案内されています。
ただ、その軽さには裏側もありました。作業中に風が吹き、防草シートが飛ばされてしまったのです。 人工芝を載せるまでの間は、風の影響を受けやすいと実感しました。
これから敷くなら、風の弱い日を選び、広げたシートを仮押さえしながら進めると作業しやすそうです。切る作業のしやすさだけでなく、敷いている途中の扱いやすさも大切だと感じました。
購入した人工芝は3サイズ。幅と長さを比べて紹介
今回購入した人工芝は、1×2m・0.5×5m・1×5mの3種類です。幅が同じもの、長さが同じものがあるので、それぞれの寸法(幅×長さ)と広さを整理しました。
| サイズ | 1枚の面積 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1×2m | 2㎡ | 幅1m・長さ2m。今回は裁断して使用 |
| 0.5×5m | 2.5㎡ | 幅50cm・長さ5mの細長い形 |
| 1×5m | 5㎡ | 幅1m・長さ5m。3サイズで最大の面積 |
1×2m|ハサミで切り、必要な形に調整したサイズ
1×2mの人工芝は、必要な形に合わせてハサミで切って使いました。幅は1×5mタイプと同じ1mですが、長さは2mです。写真のように、手持ちのハサミで加工できた点は助かりました。
この1×2mタイプはNeithの人工芝で、芝丈30mm、U字ピン6本付きです。販売元の商品説明では、防草シートと人工芝が一体になった構造とされています。僕は今回は、それとは別にアストロの防草シートを下に敷きました。

0.5×5m|幅50cmの細長いサイズ
0.5×5mは、幅50cm、長さ5mの人工芝です。裁断前の面積は1枚2.5㎡。1×5mタイプと長さは同じで、幅が半分になります。
細長い場所に敷く場合は、面積だけでなく幅も比べると、必要なサイズを考えやすくなります。0.5×5mと1×5mは、同じ長さでも覆える幅が違う、というのがポイントです。

1×5m|1枚で5㎡を覆えるサイズ
1×5mは、幅1m、長さ5mの人工芝です。今回購入した3サイズの中では、裁断前の面積が最も大きく、1枚で5㎡あります。
寸法上は、0.5×5mと横に並べると幅1.5m×長さ5mになります。わが家のような幅約1.5mの庭では、こうして幅と長さを分けて考えると、材料の大きさをイメージしやすくなります。実際に必要な枚数は、庭の形や裁断する分も含めて決めます。

地面が硬く、付属のピンは使えなかった
人工芝には固定用のピンが付属していましたが、わが家の地面は硬く、打ち込むのを断念しました。人工芝そのものには重みがあり、今のところ風で飛ばされたことはありません。
ただ、固定できていない点は、今後も確認が必要なところです。販売元は、ずれや風による飛散を防ぐためにU字ピンで固定する使い方を案内しています。地面の硬さに合う固定方法は、敷く前に確かめておきたいと感じました。

ハサミで切れるなら、敷く作業は簡単そうですね。難しかったのは固定のほうですか?

手強かったのは地面だ。ハサミでは切れたが、硬い地面にピンは入らなかった。切りやすさだけで決めず、固定まで見て選ぶんだ。
サイズによって、少し色合いが違った
1×2m・0.5×5m・1×5mの人工芝を並べて気になったのは、サイズによって色合いが少し違って見えたことです。庭全体を同じ色でそろえたい人には、気になる部分だと思います。

販売元の説明にも、生産ロットによって色や芝糸の形状にばらつきが出る場合があると書かれています。また、芝の向きをそろえて敷くよう案内されています。
僕が購入時に比較した中では、アイリスオーヤマの人工芝より費用を抑えられたので、この程度の色の違いは受け入れられました。仕上がりの均一さをどこまで求めるかで、評価が分かれそうです。
一番うれしかったのは、子どもと庭で遊べるようになったこと
人工芝を敷いてからは、子どもと裸足で追いかけっこをしたり、ボールで遊んだりできるようになりました。土で汚れることが気にならなくなり、庭を使いやすく感じています。
草取りの負担を減らすために始めたことでしたが、家族で遊べる場所が増えたことが、僕にとって大きな変化でした。
もう一つ良かったのは、気持ちが軽くなったことです。賃貸住宅なので、草が伸びた庭を見て「隣から、だらしない家庭だと思われていないかな」と気にしていました。
人工芝を敷いて庭が整うと、その悩みから解放されたように感じました。庭を見たときに気持ちがスッキリする。作業時間の短縮だけでは表せない、敷いて良かった理由です。

草取りの回数だけでなく、庭でどう過ごせるようになったかも大事ですね。

庭を整えて終わりじゃない。子どもと走り回れる場所になった。僕にとっては、そこが一番の収穫だ。
人工芝はどれくらいで元が取れる? 草取りの時間から考える
生産技術の視点では、繰り返す作業を早くする方法と、作業そのものが発生しにくい状態にする方法の両方を考えます。今回の人工芝は、後者を目指した取り組みです。
前編で紹介した、もともとの草取りは1回約1時間半、間隔は約3か月でした。この間隔が1年を通じて続くと仮定すると、年4回、合計6時間になります。前編と同じく、比較のために時間の価値を1時間950円として計算します。
| 項目 | 計算 | 結果・意味 |
|---|---|---|
| もともとの年間草取り回数 | 12か月÷3か月 | 年4回と仮定 |
| もともとの年間作業時間 | 1.5時間×4回 | 年6時間 |
| その時間を金額で表すと | 6時間×950円 | 年5,700円分の時間価値 |
| 草取り1回分の時間価値 | 1.5時間×950円 | 1回減らせれば1,425円分 |
年5,700円は、人工芝で節約できた実績ではなく、以前の草取りに使っていた時間を換算したものです。今後は、残る草取りや人工芝の掃除・補修にかかる時間を差し引いて、実際にどれくらい負担が減ったかを見る必要があります。家計の支出がそのまま減る金額でもありません。
材料費だけでなく、敷く手間と、その後の手入れも含める
元が取れる目安は、次の条件をそろえると計算できます。
| 確認するもの | 計算の考え方 |
|---|---|
| 1日あたりの材料コスト | 人工芝・防草シート・固定用品の購入総額÷使う日数 |
| 最初にかかる費用と手間 | 購入総額+施工時間×950円 |
| 1年間に減らせた負担 | 正味で減った手入れ時間×950円−追加の維持費 |
| 時間価値を含む回収年数 | 最初の費用と手間÷1年間に減らせた負担(プラスの場合) |
今回は、購入総額や施工時間、敷いた後の年間の手入れ時間がまだそろっていないため、回収期間は算定していません。何年使えるかも、これから確かめたい点です。
草取りが少ない庭なら、時間の短縮だけで費用を回収するのは難しいかもしれません。一方で、僕のように家族で庭を使う時間や、見た目を気にする負担が軽くなることを重視するなら、それも選ぶ理由になります。
費用と時間を自分の条件で比べたい方は、当ブログの費用対効果・ROI計算ツールも参考にしてください。人工芝では電気代ではなく、材料費と手入れの時間を中心に考えると整理しやすいです。
まとめ|庭を整えたら、家族で使う場所になった
防草シートと3サイズの人工芝(1×2m・0.5×5m・1×5m)を敷いて、わが家の庭は子どもと遊べる場所になりました。土汚れを気にせず庭で過ごせることと、隣からの見た目を気にする負担が軽くなったことに、満足しています。
防草シートの軽さ、硬い地面での固定、サイズによる色の違いなど、実際にやってみて分かったこともありました。見た目の良さだけで選ばず、庭の形や地面の状態に合うかも確かめておくとよさそうです。賃貸の庭に敷く場合は、管理会社に施工範囲と退去時の扱いを確認しておくと安心です。
草取りがどれくらい減るか、人工芝が長く使えるかは、これからの手入れで見ていきます。今の僕にとっては、「また草を取らないと」と気になる庭から、子どもと遊べる庭になったことが、取り組んで良かった一番の理由です。




草取りからの流れは、「庭の雑草対策【前編】小型熊手を使って感じた変化」で紹介しています。
読者の皆さま・メーカー/販売店の皆さまへ
生産技術の視点で、製品の価値を確かめます
レビューしてほしい製品やサービスがありましたら、ぜひご相談ください。購入費・維持費と、減らせる時間や手間を比べ、どのくらいで元が取れるかを条件と根拠を添えてお伝えします。
目指すのは、読者が自分に合う選択をできるレビューです。使いやすさや日々の負担が軽くなることも大切にし、提供品であっても、良い点も気になる点も正直にレビューします。向かない使い方や期待どおりでなかった点もお伝えします。
